コーヒー豆|アジア・オセアニア

アジアのコーヒー豆

パプアニューギニア クムル フルシティ

■産地の特徴■
パプアニューギニアは1975年にオーストラリアから独立し、その後この地域でのコーヒー栽培は、世界で進んで来た大規模なコーヒー農園開発の渦に 巻き込まれることなく独自の路線で現在にいたり、森での自然本来のコーヒー栽培が変わることなく現在に引き継がれた世界でも稀な地域です。
機械化をおこなうことができない古来の森林で、本来の自然環境でのコーヒー栽培をおこなっています。森の恵みにより農薬と肥料も必要とせず、完全な有機栽培で風味豊かなコーヒー豆が毎年豊かに収穫されています(オーガニック認証はありません)
「クムル」は現地ビジン語で極楽鳥を意味します。「クムル」はフィニステラ山(4,120m)、ウイルヘレム山(4,508m)周辺の2ヶ所の豊かな高原 地帯の1800m~1900mでコーヒー生豆の 生産を行っています。ほぼ赤道直下でありながら年間を通して涼しく、ミネラルが豊富な火山性の土壌、南太平洋の太陽、豊かな雨の恵みなどコーヒー栽培に必 要な全てを満たし、香り豊かなコーヒーのチェリーが実ります。
生産地:パプアニューギニア マウント・ウイルヘルム「クムル」コセン農園
品種=ブルボン種、ティピカ種、アルーシャ種  
標高1800~1900m
精製方法=ウォッシュド
2015クロップ(2016年入荷豆) ■味わいの特徴■
「適度な苦みと豊富な甘味がバランス良く調和」
適度な苦みと豊富な甘味がバランス良く調和したパプアニューギニア「クムル」です。
生豆はサイズがそろってきれいです。最終的にはハンドピックでそこそこは取りますが、過去のパプアニューギニア豆と比較するとかなり少ないといってよいでしょう。ハンドピックがたいへんだった「アウテ初期」の野性味も感じられた個性とは異なり、きれいなコーヒー、バランスの良いコーヒーだと感じます。透明感のあるカップです。
シティローストからフルシティローストまで美味しくいただけますが、カフェゼロサンでは「フルシティの少し浅め」の焙煎度でお届けします。この焙煎度ですと、フルーティな酸味は抑え気味になりますが、苦みと甘味のバランスが絶妙で、適度なコクを持ち、後味はすっきりめになります。

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